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2.72018
【DIY郵便受け】田舎移住後のスキルでなんでも自作!
なちゅbio邸の郵便受けを作り直しました。
以前のものは、かなり年季が入っていますし、容量もそこまで大きくなかったところにちょっと不満を感じていました。
どうせやりかえるのなら【DIY】で自作して、世界に一つしかない郵便受けを作ってしまうほうがいいでしょう。
ちょうど先日ワークショップでそこのところのスキルも身に付けてきたところですし、「できるか、できない」じゃない、「やるか、やらないか」といった信念のもとレッツチャレンジ!
古民家カフェ作りワークショップでスキルアップ
作る様子を書く前に少しだけ先日参加したワークショップについて書きたいと思います。
私は以前から三次市三次町の通りに位置している古民家でやるカフェ作りのチームに所属しています。
このチームは三次市がおこなった古民家をなんとか利活用していこうといったワークショップでできたもので、様々なチームができ、それぞれのチームが古民家を中心として活動をしています。
そんなチームの一つに「古民家を改修してカフェをしよう」といったものがあります。
オーナーになる同町に住む藤田さんという女性の方が中心となり、同チームでたまたま一緒になった同級生と意気投合してできたカフェ作りチームです。
完成予定のカフェの名前は「カフェ・クラスメイト」。
よくないですか?たまたま一緒になった同級生が2人ともカフェをしてみたいといった思いを持っており、話しが盛り上がって形になったのが「カフェ・クラスメイト」です。
ストーリーが完璧です。偶然から生まれた一つの光。この思いに同チームの他のメンバーも影響を受けて各々が協力できることでみな尽力しています。
そんなカフェ作りの一環として行われたのが「広島県三次市 三次町DIYワークショップ」でした。
内容は「三次町にオープン予定のカフェを塗装したりファニチャー(家具)を作ったり等,一緒に三次町をより魅力的なまちにしていく」といったもので、二日間でみんなワイワイしながら、プロの講師からレクチャーを受けながらワークをしていきました。
ただ作って終わりといったワークショップではなく、木材の使い方、切り方など論理的に説明してくれることもあり理解度、印象度ともにMAXでとても充実感のある内容でした。
ここで培った経験や知識を使って十分に郵便受けを作っていくことができるものでした。
古い郵便受け
この郵便受けがいつからここにあるのかはわかりませんが、なかなか年季が入っています。2017年12月からここに住み始めていろいろなところを直してきましたが、今回はこの郵便受けの新築です。
新しい郵便受けを作り始める前に、どこに注意して作っていくかをまとめます。
- 容量を大きくする
- 包み込む
- 雨よけ
この3点になります。
容量を大きくする
これまでの郵便受けに小さなハガキサイズ、封筒サイズのものを入れるには問題なかったのですが、大きな封筒や新聞を入れる時は難がありました。
大きな封筒はグイッと半筒状に、新聞は四つ折りぎゅうぎゅうにしてでしか入れることができず、配達をしてくれている方々にもきっとご迷惑になっていたはずです。
なのでもっと入れやすくするためにも、縦横、幅ともに大きくする必要があります。
包み込む
これまでの郵便受けはかなりの隙間があり、雨が激しく降ったり湿気が多くなったりすると、郵便物が湿気てしまっていました。
少々のぬれなら問題ないかもしれませんが、これがいきすぎると将来不都合が起こってしまうかもしれません。
なので郵便物しっかりと包み込むように四方を埋めていく必要があります。
雨よけ
包み込むと似たようなことですが、こちらはより雨をしのぐことにポイントを置いています。
ようするに既存の郵便受けにはなかった屋根的なものが必要になってきます。
自作郵便受け!制作開始
今回作る郵便受けの材料は100%廃材になります。
どこの古民家もだいたいそうでしょうが、なぜか竹や木材があり、それらを加工する道具もあります。あるものを使い今日も0円で作っていきます。
カット
まずはカット作業です。だいたい作るものを想像したら、基準となる長さを決めて、丸ノコでバッシバシカットしていきます。
全部で7パーツ、側面、背中、底、屋根、前面と各パーツを用意しました。
角落とし
パーツカットを終えたら次は角を落としていきます。
郵便受けなので手の出し入れが頻繁に発生します。その際に郵便受けの角の方で手をスパッと切ったらやってられません。
手が触れそうなところカンナで削り、紙やすりなどを使ってなめらかにしていきます。
色塗り
せっかく作りなら色も塗りましょう。
今回わたしはなるべく古民家に合う形で作っていきたかったので、木目がきれいにでるペンキを使っています。
穴あけ
ビス打ちの前にドリルで穴をあけます。こうすることで実際にビスを入れたときの割れ防止ができます。
ビス打ち
穴あけが終わったらインパクトでじゃんじゃんビスを打っていきます。
あまり奥まで打たず材とちょうど平行になるぐらいで打っていくことできれいに仕上がります。
屋根取付
さぁとうとう制作作業最後の工程、「屋根取付」になります。
こちらはぐにゃぐにゃにまがるジョイントを利用して取り付けていきます。
このジョイントを使う事で屋根の開閉が簡単にできるようになります。
完成!取付
やっと完成しました。作るのに約半日ほどかかりました。
一度作ったらもう完璧に作り方が頭に入ってくれますね。
この作り方だったら教えることもできそうです。郵便受けを廃材で作ってみたい方がいたらどうぞなちゅbioまで(笑)
自作から得たもの
古民家に住んだらとにかくあるのが前の住民の落し物(笑)
家具をはじめ、材木もたくさんあります。
あるんだったら使うしかありません。わざわざホームセンターにいかなくても、表面を磨けばピカピカに光ります。
なかには中まで朽ちていて本当に使えないものもありますが、見方を変えてみるとけっこう使えるものが多いものです。
今回も実際に自分で作ってみることで床材であっても、ちょっと古い材木であっても使えることに気づきました。
切って、磨いて、塗って、使ってみる。ダメだったら、ダメなときに考えてみる。
そのうち何をやってもうまくいくようになりますよ。これからも農家と並行して時々ではありますが古民家DIYをなちゅbioでは続けていきます!