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9.12019
【基本】畑の作り方
いざ畑を作って何か野菜を育てたいと思っても、実際やってみるとどのようにしたらいいのかわからないものです。
今回はそんな畑作りの初心者向けの【基本】畑の作り方をお届けします。
草を取り除く
基本のきです。野菜を作ろうとする場所の掃除をします。
草を抜いたり刈ったりしてきれいに取り除きます。
この時に気になる大きさの石やゴミも取り除いておきます。
取り除く石の大きさは親指の爪よりも大きなものが基準になります。反対に、親指の爪より小さなものはあっても大丈夫です。
また、あまり神経質になりすぎず、畑を作っているときに目立ったら取り除く程度の気持ちでばんばん進めることも大事です。
石灰をまく
畑に石灰をまきます。これは畑のなかをより野菜が育ちやすい状態にしてやるためです。
基本的には野ざらしの土などは、雨で特別何かが流れ込んでいなければ酸性になっていきます。
あまり酸性だと野菜のなかにはうまく育つことができないものもいます。
なので石灰をまいてアルカリ性のほうへ近づけてやる必要があります。
ホームセンターなどでも畑用の石灰は売っています。
でもなかには石灰ではなくて、酸性度を調整できるものもあります。
例えば貝殻の破片なども代表的です。
酸性度を調整する目的以外の成分も入っていてそれらが野菜の成長助けてくれます。
ただの石灰よりもお値段がしますが、いい野菜を作る人はこの酸性度の調整からこだわったものを入れています。
入れ方は石灰を土の表面にパラパラとまいて、スコップやクワなどですき込み(入れ込み)ます。
白い石灰が見えない程度ですき込めば大丈夫です。
次工程まで1週間ほどこのまま放置しておきます。
肥料・堆肥を入れる
育てる野菜に応じて肥料と堆肥を入れます。
入れる量が野菜の成長に影響するので気をつけたいところでもあります。
ホームセンターにいけば育てる野菜に応じた専用の肥料も売っていますので、それを使っても大丈夫です。
有機肥料を使う場合は、使う肥料に応じてどれだけを入れればいいかを計算しておく必要があります。
そこに関してはまた別の記事で書きたいと思います。
また、堆肥ですが基本的に作付けする面積の数の倍kgを入れます。
例えば、作付けが10㎡なら20kgの堆肥を入れます。
肥料が野菜が育つための栄養素だとしたら、堆肥は野菜が育つためのベットです。
栄養素がないと育たないのはもちろんですが、ベットがよくないとうまく成長できませので、肥料・堆肥ともに適切な量を入れてあげる必要があります。
入れ方は石灰と同じで表面にまいて見えなくなるまですき込みます。
すきこんだら2週間ほど放置します。
畝立て
草取り、石灰、肥料・堆肥と、これまでは土作りをしてきました。
次はいよいよ畑の形を作っていきます。畝立てです。
畝立ては畑予定地に山を作るイメージで作っていきます。
クワなどで畑の四方からどんどん土を掻き上げていきます。山を作るのと同時に溝を作るイメージでもあります。
土上げの際のポイントは四方斜めの傾斜をつけることです。
自然の山を見ていただければわかる通り山には斜めの傾斜があります。畝立ても同じように斜めにすることがポイントです。
断崖絶壁にしてしまうと崩れの原因になります。せっかく土を上げても次の日には自然と崩れてしまうので、必ず傾斜をつけるようにします。
土上げが終わったら、山になっているものを平らにしてやります。
水やり
畝立ての最終段階として、出来上がった畝な水をまきます。
これは畝を固める目的と、回りきっていない肥料の栄養素を回して定着させてやる意味があります。
ビニールマルチ(必要に応じて)
ビニールマルチには雑草防止、保温効果などプラスの効果があり畑作りにはオススメのアイテムです。
ビニールマルチがなくても野菜は育ちますが、あった方が大きく育ってくれます。
敷き方は、1人でならビニールマルチを畝の片側で少し出して重りで固定したら反対側に向かってゴロゴロ転がしていくやり方が確実です。
すこし時間がかかりますが力がたくてもできる方法になります。
農家直伝の裏ワザもありますが、それはまた今度動画にでもしてお見せできたらと思います。
ビニールマルチをかけたら片側に重りを置いたのと同じように重りで仮止めしておきます。
次にビニールマルチの固定ですが、やり方は2つほどあります。
- マルチ止め
- 土を被せる
マルチ止めは畝の斜面に被っているビニールマルチを止めていくことで固定できます。
固定間隔は風のあたり方が強い場所では多めに50-75㎝間隔。風のあたり方がそうでもない場合は1m-2mで大丈夫です。
私はビニールハウスでは2m間隔でバシバシ止めています。
一方、土を被せる方法でもマルチは固定できます。
この場合は畝斜面こビニールハウス向かってまんべんなく土を被せて固定します。
足でビニールマルチを斜面に向かってすこし踏んで、クワなどで土を被せていけばきれいにピンと張った状態ができます。
穴あけ
畝立て、ビニールマルチまで終わったら植え付けする野菜に応じて穴をあけていきます。
タネ袋の裏にどのくらいの間隔にしたらいいか書いてありますので参考にしてみてください。
コツとしては手のひらを広げた際の長さを測っておき、それを基準にどんどん穴をあけていくのもポイントです。
もちろん定規やメジャーを当てておいてあけるのもありです。
以上で畑作りの基本になります。やり方はここで説明したのが全てではありません。
調べれば調べるほどいろいろとでてきます。自分にあった方法を選んでみてください。
みなさんの畑ライフが良いものになるようにこれからも畑情報を発信していきます。ご質問等ありましたらお問い合わせにてお気軽にどうぞ。